国民体育大会(国体)は、毎年開催されている国内最大かつ最高の国民スポーツの祭典です。
「冬季大会」と秋の「本大会」の競技得点の合計を競う都道府県対抗方式で開催され、天皇杯(男女総合成績第1位)・皇后杯(女子総合成績第1位)の獲得をめざし、都道府県代表の選手が熱い戦いを繰り広げます。
国体の目的は、広く国民の間にスポーツを普及し、スポーツ精神を高揚して国民の健康増進と体力向上を図り、併せて地方スポーツの振興と地方文化の発展に寄与するとともに、国民生活を明るく豊かにしようとするものです。
国体のはじまり
戦後の混乱期の中、スポーツを通して国民に希望と勇気を与えようと、昭和21年(1946年)、京都を中心とした京阪神地区で第1回大会が開催されました。
毎年、都道府県持ち回りで開催され、昭和63年(1988年)の第43回京都大会から、二巡目国体が開催されています。
スポーツ振興法
スポーツ振興法第6条には、「国民体育大会は、財団法人日本体育協会、国及び開催地の都道府県が共同して開催する。」とあります。
国民体育大会マーク

火炎を円帯で囲んだデザインで、第2回大会(石川県)から用いられています。
国民体育大会標章の表示方法等に関する規定があり、国民体育大会に関する製作物等には、「国民体育大会マーク」及び「国民体育大会の正式名称」を表示しなければなりません。また、使用するには、許可が必要です。
国体改革について
財団法人日本体育協会では、「大会の充実・活性化」と「大会運営の簡素・効率化」を柱とした「国体改革2003」を発表し、これを受けて、夏季・秋季大会が一本化されるなどの取り組みを行ってきました。現在も、時代に適応した改革が進められています。
国体におけるドーピング※検査
メジャーな競技大会では、競技や記録の公正さを保つため、厳正なドーピング検査を実施することが世界的な流れになっています。このような世界のドーピング防止活動に合わせ、わが国最大の総合競技大会である国体でも、平成15年(2003年)の静岡国体からドーピング検査を導入しています。
※ドーピングとは
競技者が競技能力を高めるために薬物などを使用することで、ルールで禁止されています。ルールでは禁止表(リスト)に示される物質や方法の使用がドーピングにあたります。所定の検査場所へ現れなかったり、ドーピング検査で禁止物質が検出されれば、治療目的であっても制裁が課せられることもあり、選手団の帯同ドクターはもとより、監督や選手個人もルールをよく理解しておかなければなりません。

