和田 美由紀 様  女子ジュニアソフトボールチーム「和歌山ブルースターズ」監督

写真:和田 美由紀 監督

教え子が成長し、大舞台に立ってほしい

大阪府出身の和田さんは、小学4年生でソフトボールを始め、三塁手だった高校時代にはインターハイも経験。高校卒業と同時に大阪を離れ、実業団チーム・鎌田病院(和歌山市)入りし活躍。平成元年に県成年女子チームの三塁手として出場したミニ国体で準優勝し、平成元年の第44回はまなす国体(北海道)に県勢成年女子チームとして7年ぶりの出場を果たした。

以後21年間、近畿の高い壁を破って本国体に出場した県成年女子チームは出てきていない。低迷の原因は「スポーツが多様化し、ソフトボール離れが顕著になった。不景気の影響もある」と和田さんは寂しそうに話す。現在、県内に実業団チームはなく、クラブチームさえ数えるほどだ。

現役を退いた和田さんにジュニアの指導を、と声がかかり、4年前に和歌山市内唯一の女子ジュニアチーム「和歌山ブルースターズ」を結成。県内にはブルースターズを除き6チームが活動しているが全て紀ノ川筋に集中。「身近な試合相手が少ない」というハンディを抱えてはいるが、ジュニアソフトボールが盛んな大阪や兵庫の大会などに積極的に参加するなどして実戦感覚を磨いてきた。

その甲斐あって第3回春季全日本小学生女子ソフトボール大会(平成22年3月27日から3日間、熊本県)に県代表で出場することが決まった。「初めての全国大会に子どもらも喜んでいるし、今まで以上にやる気がでてきた」と目を細める和田さんは「教え子が成長し、さらに大きな舞台に立ってほしい。国体に出てほしいという思いは強い」と期待を寄せる。

一方で、5年後に迫る地元国体には「今のままで本当に大丈夫かな」と不安そう。球場の更衣室やトイレなどさまざまな設備の不備に加え、宿泊先の確保などを指摘し「行政などのバックアップも必要。指導者だけで強化するには限界がある」と関係機関の後押しを切に望んでいる。

写真:和歌山ブルースターズのみんなと和田監督
和歌山ブルースターズのみんなと和田監督(後部中央)

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