梅本 恵門 選手  県立和歌山工業高校ラグビーフットボール部主将

写真:梅本 恵門 選手

国体の雰囲気体感してみたい

幼児のころに始めた柔道は箕島中時代には初段の腕前にまでなった。高校へ進学してもきっと柔道をするのだろうと思っていた3年生の夏、3歳上の兄・和門から「ラグビーやってみたらどうな」とすすめられ、和門が所属していた和歌山工高ラグビー部の練習試合を観戦。「なんか面白そうやな」と興味を引いた。

ラグビーをするために和工へ進学した。「面白そう」という第一印象はすぐに消え去った。「しんどい。まさかこんなに走るとは思ってなかった」。基礎体力をつけるためひたすら走り込みの日々。でも辞めようとは思わなかった。「ずっと柔道やってきたから根性ついてたのかな」と振り返る。

「スクラムが好き。みんなで相手を押し勝った時は快感」という梅本のポジションはスクラム最前列のフロントロー。中学3年生の夏、初めて観た試合で「バンバン相手に当たってトライを狙う迫力がたまらなかった」と魅せられた気持ちは本物だった。ONE FOR ALL ALL FOR ONE(一人はみんなのために、みんなは一人のために)の精神で一丸となってトライを目指す「ラグビーが好き」と今、改めて実感する。

高校ラグビーの聖地「花園」に立つことが梅本の目標。今のところその先はわからないが、卒業後も和工OBでつくる「和工クラブ」でラグビーを続けるんだろうなと感じている。

県勢の国体成績は、教員の部で出場した黒潮国体(昭和46年)で準優勝して以降、鹿児島(昭和47年)、三重(昭和50年)と出場し、佐賀(昭和51年)で優勝している。その他の部での出場経験はなく、佐賀国体以降、強豪うごめく近畿の壁を打ち破れないでいる。5年後の地元国体はおよそ40年ぶりの好機。観戦すらしたことのない未経験の国体の雰囲気を「体感してみたい」という梅本は「県全体がものすごく盛り上がるんだろうな」と思いを馳せ「和工クラブで国体に出たい。今のレベルじゃ恥ずかしいからあと5年でレベルをあげられるよう力をつけたい」と意気込む。

写真:梅本主将(前列中央)と和工フィフティーン
梅本主将(前列中央)と和工フィフティーン

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