太田 拓弥 様  早稲田大レスリング部コーチ

ダウン症や自閉症の人を対象としたレスリング教室が、和歌山市の県立和歌山東高校体育館で11月28日に開催されました。各地で当教室を開催している早稲田大レスリング部コーチの太田拓也さんに応援メッセージを頂きました。

太田 拓弥

地元国体、選手として巡り合いなかなかない

アトランタ五輪レスリング・フリースタイル74キロ級銅メダリストで、早稲田大レスリング部コーチの太田拓弥さん(新宮市出身)が代表を務めるNPO法人「WASEDA CLUB」は、2006年7月からダウン症や自閉症の子どもたちを対象にした「ワクワクレスリング教室」をスタートさせた。ダウン症の子どもをもつ母親が書いた「たったひとつの宝物」を原作としたテレビドラマを観て「大変感動した」ことがきっかけで「ふとダウン症の子どもたちにレスリングをやらせてみたいと思った」と振り返る。

これまで京都府や熊本県などで開催。和歌山でも11月28日に、県立和歌山東高校体育館で6都府県目となる「和歌山教室」を開き、7-17歳の約20人が参加。この日は、和歌山市出身の北京五輪銅メダリスト・湯元健一さん(綜合警備保障)と双子の弟・進一さん(自衛隊)や、同校レスリング部の生徒や県内のジュニアクラブの子どもらもサポートした。

頸椎が生まれ持って弱いというダウン症の子どもたちだが、準備運動を入念にし、マット上でジョギングしたりジャンプしたりレスリング風のトレーニングに汗と笑みをこぼした。「最初はとても不安だった。でも教室を開くたびにその不安を子どもたちが解消してくれる」と目を細める太田さん。「最終的にスペシャルオリンピックの正式種目にしたい、と思っている。そのためにまず、国内で普及させていきたい」。

紀の国わかやま国体については「地元開催というそのタイミングに選手として巡り合うことはなかなかない」と貴重な体験の場と位置づけ「子どもたちが活躍し、成人選手も一緒になって頑張る。そして地域住民が応援する。そうやって地域の活性化につなげていければ」と願う。

入念な準備運動を行う参加者達 太田さんも子ども達もみんな笑顔に
入念な準備運動を行う参加者達 太田さんも子ども達もみんな笑顔に
(平成21年11月28日 県立和歌山東高校体育館にて)

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